こんにちは、meroです!
今回は、世界中に素敵な気持ちを届けている女の子、ガビちゃんについて書いてみようと思います。
『[ガビちゃん] 骨肉腫で義足になったバレリーナ/人間の美しさは見た目じゃない』と題しまして、膝に出来た骨肉腫で片足を奪われてしまった女の子、ガビちゃんの勇気ある告白と決断をもっと知ってもらうお手伝いをさせていただきます。
是非、この記事で少しでも誰かの後押しになれば幸いです。
[ガビちゃん]プロフィール
名前 | Gabi Shull(ガビ・シュル) |
住んでいるところ | アメリカ・ミズーリ州 |
年齢 | 16歳 |
母親 | デビー・シュル |
ガビちゃんは、現在16歳の女の子です。
アメリカのミズール州で生まれたガビちゃんは、バレエが大好きになり、3歳からレッスンに通い、熱心に練習しました。
何よりも踊ることが大好きだったガビちゃん。
そんな中、2013年9歳の時、スケートをしていて膝にあざができ、痛みがそのまま何週間も引かないために病院に行ったことで、膝に”骨肉腫”があることがわかりました。
[ガビちゃん]骨肉腫で義足になったバレリーナ
9歳になったガビちゃんは、骨に悪性の腫瘍ができる病気、骨肉腫を発症する。
痛みや腫れもあり、進行すると歩行障害などの症状が現れます。
腫瘍が肺などに転移すると、呼吸障害を引き起こして命に関わることにもなりかねない危険な病気です。
たった9歳の少女に迫る選択肢は2つ。
① ガン細胞におかされ骨の成長が見込めない状態の成長軟骨を含む、太ももの中間から下を手術で切断する方法。
② 足は切断しないで、ガン細胞が広がった骨や組織を取り除いて、人工関節や人工骨を導入する方法。
どちらにしても、大好きなバレエを続けることは不可能な方法でした。
ガビちゃんは、踊れなくなることにとてもショックを受けます。
その様子を見た医師は、『回転形成術を受けてみませんか?』を提案。
それは、太ももからスネの中間までを切断して、そのあと足首だけを180度反転します。
神経と血管を保全しながら、つなぎ合わせる手術方法です。
足のかかとを膝として使うため、切除するのは腫瘍部分だけではない。
かかとを膝として使うため、通常とは力の使い方が逆になるわけですが、人工関節と比べて強度があるので、慣れれば激しい動きも可能にある術法でした。
しかし、唯一の欠点は、見た目が大きく変わってしまうことでした。
術後の姿を嫌って、手術を受けようとしない人、手術しても、その後、人前で足を見せなくなる人も多い。
実際、ガビちゃんの母親は、女の子だから、見た目が変わることにとても心配で、いじめられたりしないか、恋人はできるのか?と悩みました。
ガビちゃんが出した答えは、『回転形成術を受ける』でした。
たとえ、見た目が変わらずに普通の生活を送れたとしても、大好きなバレエが出来なければ意味がない、それなら、もう一度バレエを踊れる可能性のある回転形成術を選びました。
手術の前には、転移を防ぐための辛い化学療法がなされ、抗ガン剤による副作用で髪の毛も抜けてしまう。
それでも、ガビちゃんはもう一度踊るのだという強い気持ちで笑顔で耐えました。
5時間にわたる手術は無事成功!
手術後、初めて自分の足を見たガビちゃんはショックを隠しきれなかった。
それでも必死にリハビリし、10歳になった時、車椅子に座った状態ではあったが、上半身だけで踊ることができるまでになった。
義足になったガビちゃんを受け入れた仲間と、ラストに手を取り歩いて見せてくれた。
しかし、それは、ガビちゃんにとって通過点でした。
義足は足首を伸ばした状態でつけますが、まずは、足の裏で支えられるタイプの義足で、膝の代わりとなる足首に体重をかける訓練から始めました。
そして、体重をうまくかけられるようになると、次はいよいよ足首を伸ばして入れるタイプの義足で歩くことに慣れるところから、足首を膝として使う訓練になった。
10歳で踊った日から、もっと踊りたいという、強い気持ちでのぞんだリハビリで、さらなる驚異的な回復を見せました。
手術から5年後の14歳になったガビちゃんは、本格的にバレエを踊るために、トゥシューズ用の義足を作りました!
まさに、義足のバレリーナになりました。
その姿が本当に美しい!!
[ガビちゃん]人間の美しさは見た目じゃない
ガビちゃんの右足の太ももには、短くなった足が180度反転してつけられました。
実は、日本でも多くの方が同じような手術をしているそうですが、公表していない人が多数だそうです。
ガビちゃんも、これまでごく身近な人にしか義足と靴下を外した姿を見せたことがなかったそうですが、小児がん研究の普及を目指す非営利団体からの広報大使任命を受けるにあたってあることを決意しました。
ガビちゃんは、”見た目以上に大切なものがあること”、”夢を実現して、絶対に諦めないで”ということを訴えるため、自分の全てを世界に向かってさらけ出し、配信することを決めました。
人間の美しさは見た目じゃない!ということを、まだ思春期の幼い女の子に教えられる。
こんな前向きな生き方をしているガビちゃんの行動は、全米のみならず、ヨーロッパなどでも報じられ、今でも多くの人に勇気を与えています。
わずか3日で2000万回も再生された動画です。
高校でチアリーダーとしてスクールライフを満喫しているガビちゃん。
現在は大会に向け創作ダンスの練習中。
母デビーさんも嬉しそうに見つめていたそうです。
まとめ
『[ガビちゃん] 骨肉腫で義足になったバレリーナ/人間の美しさは見た目じゃない』についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
ガビちゃんという素敵な女の子から、人として忘れてはならない気持ちを思い出させていただいたと改めて思います。
困難にぶつかっても、その後どうするかで人生は大きく変わるんですね!
日々、なんとなく過ごしてしまいがちですが、その中の1分でも1秒でも、自分にとって素敵な時間や想いが溢れる人生にしたと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。